製品情報
01マスクブランクス
マスクブランクスとはガラス基板上に金属膜と感光膜をコーティングしたものです。
これに回路パターンを形成したものがフォトマスクと呼ばれるいわゆる原版となり薄型テレビの画面やPC・スマートフォン等の機器内部の複雑な電子回路の製造に使用されています。フォトマスクを写真のネガに例えるなら何も撮影されていないフィルムがマスクブランクスであり多様化するエレクトロニクス製品の開発・製造において不可欠なものと言って過言ではありません。
基板・仕様
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〇基板の種類
ソーダガラス(青板)または合成石英が主となりますが、ノンアルカリ等その他の基材も手配できますのでお気軽にお問い合わせ下さい。
〇基板のサイズ
2.5”の小型サイズから1mを超える超大型サイズまで対応可能です。「対応サイズの一覧」に記載の無いサイズについてもお気軽にご相談下さい。
〇膜種
Cr単層膜(図中C)、低反射2層膜(図中L)、表裏面低反射3層膜(図中T)等々。膜厚や光学特性は御希望に応じて変更、調整が可能です。
〇レジストコート
フォトリソグラフィにおいて最も一般的であるAZ P 1350以外にも高感度なAZ 1500、GRX-M237での御提供が可能です。
弊社の技術を駆使したFS(フリンジスモール)コートにてより広範囲の描画エリアを確保、良好な面内分布で安定した品質を実現しました。
CSTのマスクブランクス
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豊富なラインナップと対応力
多様なニーズにお応えすべく豊富なサイズを取り揃えています。レギュラーラインナップ以外のサイズに対しても長年の実績よりご提案を交えながらご希望に添えるものをご紹介いたします。初期の試作・評価などについては小ロットからでも承ります。複数の生産ラインを有していますので量産案件もお任せ下さい。
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徹底した品質管理・向上への取り組み
近年ますます高まっていく品質へのご要求を受け、品質管理にもより一層注力しています。製造環境や洗浄ラインの状態をモニタリングし、ピンホールやパーティクル等の欠陥を低減させるなど、継続して品質を向上していく仕組みが構築されています。
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優れた特性を持つ膜設計
反射率、濃度等の光学特性のバラツキは少なく安定しています。CST標準の下地に薄く酸化クロムを着ける構成で調整された膜はソーダガラスの経時変化による欠陥発生の低減、ガラスとの密着性強化、膜応力の低減等の効果を持つように膜設計されています。
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FSコート(フリンジスモール)
スピンコートではどうしても発生してしまうフリンジ、FSコートはこの外周部のレジスト盛り上がり幅を小さくし、描画エリアを広げるとともに、優れた均一性を実現しました。
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