私は2020年に高校新卒でＣＳＴに入社し、今年で在籍4年目（2023年現在）になります。入社後は社内研修を経て、技術部に配属となりました。一口に技術職と言っても、仕事内容は多岐にわたります。例えば、生産工程で使用するハンドリング治具の設計、工場内のユーティリティー設備の保全・改造。また、自社で独自開発した製造装置のため、装置の維持管理も技術職の大切な業務になります。これら業務の中でも主に私は生産用のハンドリング治具の設計を担当しております。
研修後は直ぐに技術部へ配属となったこともあり、製造現場での経験がないに等しい状態です。製造経験の不足を補うため、自ら率先して毎回製造部のメンバーにヒアリングを実施。製造部から挙がった意見を吟味し、最適な治具を設計できるようアイディアに落とし込んでおります。時には他の技術部のメンバーに意見をもらいながら業務を遂行しています。技術部のメンバーはベテラン揃いなので頼りになります。
製造部から依頼されたアイテムをご要望通りの形で設計から製作まで完遂できたときに仕事の達成感とやりがいを感じます。特に製造現場からの依頼は、既製品のディテールを変更して対応するようなものではなく、一から設計に取り組まなければならないものも多いです。当然ベースが存在しないわけですから、完成まで持っていくまでの苦労は大きいです。先に申し上げた通り、ヒアリングを徹底して依頼内容とのミスマッチを防ぐことや自身のこれまでの経験、場合によっては他のメンバーに意見をもらいながら治具製作に当たります。
いざ、完成品を渡したときに現場から「ありがとう」や「いつも助かっている」などの声を掛けてもらったときは、苦労した分だけ嬉しさが倍増します。製造部と技術部は相互扶助の関係なので、設計した治具が要望に叶うアイテムであったときや作業効率を上げることができたときはやってよかったなと思います。
